わが家はパナソニックホームズで注文住宅を建てました。
パナソニックホームズの商品にはCASART(カサート)、Vieuno(ビューノ)、artim(アーティム)等ラインナップがありますが、
その中でもCASART( カサート)にはSとCがあるのをご存知ですか?
どちらも鉄骨構造であることには変わりないですが、構造技術はSとCでは異なります。
今日はカサートSとCの違いについてご紹介したいと思います。
カサートSの特徴
- 制震鉄骨軸組構造(HS構法)
- 15cmピッチの設計が可能
- 高層ビル建築で採用される制震技術を住宅用に開発し取り入れている
→アタックダンパーを採用した耐力壁「アタックフレーム」等
- 全館空調エアロハス対応
- 遮音性がとても高い
→屋外側で日中の市街地の音(70dB)が室内側ではささやき声(20dB)
- 断熱性がとても高い
→外壁:170mmのロックウール、天井:200mmのロックウール、基礎:ポリスチレンフォーム60mm
- 坪単価はカサートCと比べて高価
- シェルター工事(上棟工事)は鉄骨軸組工法
→鉄骨の柱を建ててから外壁パネルを組み立てるので、平屋だと1日、2階建てだと2日程度かかる。
- 旧名称は「カサート テラ」
何と言っても「15cmピッチで設計できる自由度の高さ」と「遮音・断熱性能がとても高さ」が売りです(^ ^)
周辺区域がどちらかと言えばにぎやかな立地や寒暖差のある立地、
後は変形地に建てる等最大限細かく設計したい場合は
カサートSがオススメといえます。
カサートCの特徴
- 大型パネル構造(F構法)
- 90cmピッチの設計が可能
- 外壁と間仕切りにパワテックパネルを採用
- 全館空調エアロハス未対応
- 遮音性が高い
→屋外側で日中の市街地の音(70dB)が室内側では深夜の市街地(30dB)
- 断熱性が高い
→外壁:75mmのロックウール+20mmのポリスチレンフォーム、天井:100mmのロックウール、基礎:ポリスチレンフォーム90mm
- 坪単価はカサートSと比べて安価
- シェルター工事(上棟工事)はパネル工法
→あらかじめ工場で生産されたパワテックパネル(外壁)を現場で組み立てていくので大体1日で完了。
- 旧名称は「カサート ファミオ」
こちらの売りはコスパの良さでしょうか。
寒暖差がそこまで無く、積雪もそこまで無く、周辺環境的にもそこまでにぎやかではなければカサートCで断熱性も遮音性も十分だと思います。
とはいえ、カサートCでも断熱はスタンダード断熱とハイグレード断熱が選べて
ハイグレードにすると天井のロックウールがスタンダードの倍の200mm入ります。
ちなみに、わが家はカサートCで、積雪量等から鑑みてスタンダード断熱を採用しましたが、快適です♪
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特徴を比較してみて思うこと
見比べるとカサートSの方が自由度が高く、断熱性能も良いですよね。
後、カサートSは制震を謳っているのに対して、カサートCは耐震と言っている点も異なります。
購入前に営業さんからは「カサートSもカサートCも耐震性は同等ですよ~」と言われたんですが、
「カサートSの方がどう考えても耐震性は上やろ~っ!!」と心の中で思い続け、
調べても調べてもその疑念は今のところ払拭されてません(^ ^;)←疑り深い
パナソニックホームズのサイトや本を見ても、断熱や遮音、
それこそ加振実験にしても、試算条件を見ると全てカサートSのHS構法と書かれています。
このことからもカサートSの方がいろんな面で力が入れられているな~と感じます。
下のリンクからパナソニックホームズの公式サイトの資料請求ページにいけるので、興味のある方は資料請求してテクノロジーブックを是非見てみてください♪
後、気になったことで言えば、上棟の仕方の違いでしょうか・・・。
カサートCは工場で断熱材等も入れられた状態で生産されたものを
組み立てるので一定の品質が保たれており安心です。
一方カサートSは現地で組み上げるので、
施工者の技術力にある程度左右されるところが多少はあるんじゃないかなと
個人的に思っています・・
あくまで個人的にですが・・。
基本的にはどちらも品質的には安心だと思いますが、
現地見学はこまめに行くことをオススメしたいです。
何より、自分の家が少しずつ出来上がっていくのを
目の当たりにすると感動するのでそういった点でもオススメです♪
あっ!!ちなみに!!!
パナソニックホームズといえば外壁のキラテックタイルですが、
キラテックタイルはカサートCでもSでも標準装備です。
内装・外装・建具等にも違いはありません。
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価格面と周辺環境から必要な性能を考慮した上で、カサートSかカサートCか決めることが大切です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます(^ ^)